長崎原爆忌

8月9日は長崎原爆忌。80年前の1945年(昭和20年)長崎に原子爆弾が投下された日です。私の実家は長崎市の郊外、戸石地区にあります。長崎は長崎港にをそこにすり鉢状の地形です。戸石を含む東長崎と市街地の間には日見峠があり、直接の被害はありませんでした。しかし父方の祖父の姉のうち3人は市内在住でした。一人は投下前日の8日に実家に帰っていて無事でした。あと2人が市内にいたため祖父はすぐに歩いて日見峠を越え市内に入りました。姉の1人チサさんは亡くなっていました。もう一人の姉ユイさんはひどいやけどを負っていましたが実家につれもどったそうです。ユイさんは寝たきりになり家族が看病しましたが、昭和25年に亡くなりました。祖父は入市被爆者となりましたが、幸い放射能の影響はなく天寿を全うしました。長崎の墓には没年昭和20年8月9日と記された方がたくさん眠っています。

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