茶の花が咲いていました。緑の葉の中に白い花が下を向いて咲いています。茶はツバキ科ツバキ属だそうです。じっくり観察しているとブンブンと羽音がしています。たくさんの花粉の付いた花の中に入って蜜をすっているようです。お茶で茶花（ちゃばな）というと茶室に活けられた花のことをいいます。アレンジフラワーなどと違って主張せず控えめに飾られていますが、小さい花器でも3種類の花を盛り合わせてあることが多いです。季節を感じることもお茶の魅力の一つです。私の着物の紋はお茶紋、茶の花の紋です。普通、家紋にすることが多いと思います。表千家のお茶の師範だった大叔母の着物の紋がこの茶紋だったので私も習っています。着物を着る時はお茶にかかわる場合が殆どだし、だれかにお譲りするのにもいいかなと思っています。