キキョウ（桔梗）の花は、7月から花をつけています。暑い夏の間は元気がなくあまり花もつけませんでした。涼しくなってからは元気になって再び花をつけています。桔梗は秋の七草。やはり秋の花です。萩（ハギ）葛（くず）藤袴（フジバカマ）女郎花（オミナエシ）薄（すすき）撫子（ナデシコ）そして桔梗が秋の七草ですが、そのうちの薄と合わせて玄関に活けました。生け花では、３・５という数がまとまりやすいので笹（ササ）と合わせました。花器は備前焼です。備前焼は「焼締」（やきしめ）といわれる釉薬をかけずに高温で焼成したやきもの。模様は炎の中で土肌が変化したものです。この花器は、表と裏で雰囲気が違います。花とのバランスや置き場所、気分で正面を決めています。