大津袋

先日のお茶のお稽古では大津袋のお点前をしました。大津袋というのは棗を包む袋です。利休様の頃、大津で米を包んでいる袋から考えられたのでこの名前がついたそうです。普通、棗は薄茶で使いますが、大津袋に包んだ時は濃茶の点前になります。大津袋は紫ちりめんです。着物は小千谷紬です。4月なので春色の装いでと考えたのですが、お稽古の日は暑くて汗をかきました。昔から6月に袷(あわせ)から裏地のない単(ひとえ)に衣替えするのがお約束ですが、まだ4月です。温暖化で更衣の決まりも変わってきそうです。

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