端午の節句
昨日、5月5日は端午の節句でした。我が家では、この日に合わせて昔から伝えられたものや新しく購入したものを飾ります。どの飾りも生まれてきた男の子の健やかな成長を願って贈られたり購入したものです。
後ろの一対の軸は今91歳の父が生まれた時に大叔父にあたる光野拙斎翁が描いて贈って下さったものです。向かって右が「鯉の滝登り」左が「鍾馗」です。鍾馗(しょうき)は、中国の道教系の神様で飾ることで疫病除け、魔除けの効果があったり、学業成就の意味もあるそうです。子供が疱瘡などの伝染病で亡くなることの多かった昔から信仰されてきた神様のようです。
手前の鎧飾りは、33年前に息子が誕生したときに実家から贈られた鎧飾りです。張子の虎もその時に親戚から贈られたものです。息子が子供の時には鯉のぼりも庭に飾っていました、今は、手ぬぐいに描かれた鯉のぼりを額に入れて飾っています。陶器や古布で作られた5月飾りも玄関に飾っています。